⚡ 30秒でわかる答え
- 七十二候は二十四節気を初候・次候・末候に分けた、約5日ごとの暦で、科学的な観測値ではなく季節の目安です。
- 日本では1685年に渋川春海が貞享暦で日本の風土に合わせて改訂し、現在は1874年の略本暦の版が広く使われています。
- 気象庁は2021年から生物季節観測を6種9現象に縮小し、動物の観測23種を終了しました。
- 1954年以降、桜の開花は10年で約1.3日早まり、カエデの紅葉は約3.0日遅れています。
七十二候は、1年を約5日ごとに72に分け、自然の小さな変化を短い言葉で表した暦です。「魚上氷」「桜始開」「鴻雁来」など、風・花・鳥・魚の変化が並びます。
その暦を、現代の観測データと照らすとどう見えるのでしょうか。気象庁の生物季節観測は2021年に大きく縮小されました。
この記事では、七十二候の成り立ちから観測の現状、暦と自然のずれの読み方、今日からできる観察までを整理します。
この記事で学べること
- 七十二候と二十四節気の関係
- 渋川春海による日本向けの改訂の歴史
- 気象庁の生物季節観測が縮小された理由
- 桜・カエデの観測が示す季節のズレ
- 身近な観察を続けるコツ
七十二候とは何か:二十四節気をさらに3つに分けた暦
1年を72に刻む仕組み
七十二候(しちじゅうにこう)は、1年を約5日ずつ72の区切りに分け、それぞれに季節の小さな変化を短い言葉で当てはめた暦です。もとになるのは、太陽の動きで1年を24等分した二十四節気です。立春、春分、夏至、秋分、冬至といった節気を、さらに初候・次候・末候の3つに分けたもので、24×3=72という構成になっています。
たとえば立春の初候は「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」、次候は「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」、末候は「魚上氷(うおこおりをいずる)」です。風、鳥、魚という身近な自然の変化が、1つの節気の中に3コマ分並んでいます。春の入り口という約15日間を、さらに細かな物語として読むことができるのです。
七十二候のポイント
- 二十四節気(約15日)を3等分した、約5日ごとの区切り
- 各候の名前は、動物・植物・気象の変化を短い文にしたもの
- 暦の上の目安であり、実際の自然の状態を観測した値ではない
気象や動物の「変化」を言葉にした暦
七十二候の名前には、「〜始めて開く」「〜乃ち発声す」「〜入る」のように、変化の瞬間をとらえる言い回しが多く使われます。ある状態が続くことではなく、状態が切り替わる瞬間に名前をつけているのが特徴です。春なら「氷が解ける」「虫が出てくる」、秋なら「雁が来る」「草木が色づく」といった具合に、変化の兆しを生活の中で見つける手がかりとして使われてきました。
一方で、七十二候は科学的な観測データとして作られたものではありません。国立天文台は、七十二候について「内容は必ずしも科学的とはいえませんし、具体的な日にちを特定しうるような内容でもありません」との立場を示しており、自らは七十二候を発表していません。暦に書かれた言葉と、いま目の前の自然とがどれだけ合っているのかを考えること自体が、この暦の楽しみ方の1つだといえます。

二十四節気との関係を整理する
| 区分 | 1年の区切り | 間隔の目安 | 主な基準 |
|---|---|---|---|
| 二十四節気 | 24 | 約15日 | 太陽の動き |
| 七十二候 | 72 | 約5日 | 動植物・気象の変化(目安) |
| 生物季節観測(気象庁) | 6種9現象(2021年〜) | 年に1回ずつの記録 | 実際の観測 |
古代中国から日本へ:渋川春海が日本の風土に合わせて作り直した
もとは中国の黄河流域の気候に合わせた暦
七十二候は、古代中国で生まれた暦の考え方です。中国の華北、黄河流域の気候をもとに作られているため、そのまま日本に持ち込むと、日本の自然のリズムとは合わない部分が出てきます。日本では暦が導入されて以降、七十二候も受け継がれてきましたが、実際の季節感とのずれは早くから意識されていたと考えられます。
1685年の貞享暦と「本朝七十二候」
江戸時代の1685年(貞享2年)、暦学者の渋川春海が貞享暦を作った際、七十二候も日本の気候に合うように改められました。これは「新制七十二候」や「本朝七十二候」と呼ばれます。たとえば、中国式の七十二候にあった「玄鳥至(つばめ来る)」「始電(稲光が初めて光る)」などは、日本の暦では「雀始巣(すずめ巣くう)」「桜始開(さくらはじめてひらく)」のように、日本の身近な生き物や花に置き換えられています。
つまり、七十二候は輸入されたまま固定された暦ではなく、日本の自然に合わせて少しずつ書き換えられてきた暦です。「暦と実際の自然が合っているか」という問いは、すでに江戸時代の暦学者たちが向き合っていたテーマでもありました。
現在使われているのは明治7年の略本暦の版
その後も七十二候は何度か名称が改められ、現在よく使われているのは、1874年(明治7年)の『略本暦』に載った七十二候だとされています。ただし、七十二候には公的に1つだけの決まった版があるわけではなく、書籍や暦の種類によって読み方や表記に違いが見られます。この記事で挙げる例も、一般に広く紹介されている名称を使っています。
年表で見る七十二候
- 古代中国:黄河流域の気候をもとに成立
- 1685年:渋川春海が貞享暦で日本の風土に合わせた「本朝七十二候」を制定
- 1874年:略本暦に掲載された版が、現在の七十二候として広く使われる

七十二候に並ぶ自然の変化:陸・空・水辺の生き物たち
春:氷の下から魚が上がり、燕と雀が巣を作る
春の七十二候は、冷たい風がゆるみ、氷が割れ、生き物が動き出す変化を細やかにとらえています。立春の「魚上氷」は、割れた氷の間から魚が跳ねる様子を表したものとされます。ここには、海や川、湖が季節の変わり目に見せる顔が含まれています。春分には「雀始巣」「桜始開」「雷乃発声」が並び、鳥・花・天候が同じ節気の中でつながっています。
秋:雁が来て、菊が咲き、虫が戸口にやってくる
秋は、渡り鳥や虫、草花が主役です。寒露の初候は「鴻雁来(こうがんきたる)」で、雁がやってくる頃を表します。白露の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」や「玄鳥去(つばめさる)」は、夏鳥が去り、冬鳥が渡ってくる入れ替わりの季節を教えてくれます。七十二候の中には、動物の渡りという、季節変化の大きなスケールの動きが組み込まれています。
| 季節 | 節気 | 七十二候の例 | 読み方・意味 |
|---|---|---|---|
| 春 | 立春 | 東風解凍 | はるかぜこおりをとく |
| 春 | 立春 | 黄鶯睍睆 | うぐいすなく |
| 春 | 立春 | 魚上氷 | うおこおりをいずる |
| 春 | 春分 | 雀始巣 | すずめはじめてすくう |
| 春 | 春分 | 桜始開 | さくらはじめてひらく |
| 秋 | 白露 | 草露白 | くさのつゆしろし |
| 秋 | 白露 | 玄鳥去 | つばめさる |
| 秋 | 寒露 | 鴻雁来 | こうがんきたる |
| 秋 | 寒露 | 菊花開 | きくのはなひらく |
海・川・水辺と暦の関係
七十二候には、海そのものを主役にした候は多くありません。ただし「魚上氷」のように、水辺の変化をとらえた候はあり、渡り鳥の動きも、海や湿地、河口の環境と深く結びついています。雁やツバメの渡りは、餌となる昆虫や水辺の環境が整っているかどうかに左右されます。暦に書かれた鳥たちは、海と陸、川をつなぐ自然のつながりの上に成り立っています。
関連記事として、アサギマダラの渡りでは、季節とともに数千キロを移動する昆虫の渡りを取り上げています。暦の中の「渡り」を、具体的な生き物の姿で読み解く参考になります。
生物季節観測とは:暦が「観測」になったとき
気象庁が続けてきた定点観測
暦に書かれた言葉を、実際の観測で確かめようとする取り組みが、気象庁の生物季節観測です。気象台や測候所の周辺で、決められた標本木や対象の動物を継続的に観察し、桜の開花やカエデの紅葉などが起こった日を記録してきました。全国の気象官署が統一した基準で観測する点が特徴で、記録は長期の季節変化を読み解くデータとして使われています。
2021年に「6種9現象」へ縮小
気象庁は2020年11月10日に、生物季節観測を2021年から6種9現象に縮小すると発表しました。動物の観測23種はすべて廃止され、植物は一部が残る形です。残った対象は、アジサイの開花、イチョウの黄葉・落葉、ウメの開花、カエデの紅葉・落葉、桜の開花・満開、ススキの開花の6種です。
縮小の理由として挙げられたのは、気象台や測候所の周辺の環境変化です。標本木を確保したり、対象となる動物を見つけたりすることが難しくなったことなどが背景にあるとされます。この方針が示されると、気象関係者だけでなく自然保護団体からも反対や懸念の声が上がり、議論が起こりました。
2021年の縮小で観測されなくなったこと
- 動物23種の観測(初鳴き、初見など)は気象庁としては終了
- 植物は6種9現象のみ継続(桜、ウメ、カエデ、イチョウ、アジサイ、ススキ)
- 七十二候に登場する鳥や虫の変化は、公的な定点観測の対象から外れた
環境省・国立環境研究所との試行的な連携
縮小方針への反応を受け、2021年3月には、気象庁、環境省、国立環境研究所が連携して、生物季節観測の発展的な活用に向けた試行的な調査を始めると発表しました。国立環境研究所では、全国の市民調査員と連携した生物季節モニタリングを進めており、専門機関だけでなく、市民が観察した記録を集める方向へ広がりつつあります。

データが示す「暦とのズレ」:早まる春、遅れる秋
桜は10年で1.3日早く、カエデは10年で3.0日遅く
気象庁の観測では、1954年以降、桜の開花日は10年あたり約1.3日の割合で早くなっています。一方、カエデの紅葉・黄葉日は10年あたり約3.0日の割合で遅くなっています。春は早まり、秋は遅れているのです。この傾向は、気温の上昇が生き物のタイミングを動かしていることを示唆しています。
七十二候の「桜始開」は春分の次候に置かれており、暦の上では3月下旬ごろにあたります。実際の桜の開花日は、地域や年によって大きく異なりますが、観測データの長期傾向としては早まる方向にあります。暦の上の日付と、実際に桜が咲く日とのずれは、年によって大きくなったり小さくなったりします。

暦を「基準線」として使う
七十二候の日付は、江戸時代や明治時代の気候をもとに作られた目安です。現在の観測値とのずれを読むことで、気候の変化を日常の言葉で語ることができます。「暦では桜が咲く頃なのに、今年はもう散ってしまった」「紅葉の頃のはずが、まだ緑が残っている」。こうした感覚を数字と結びつけることが、季節の変化に気づくための入り口になります。
気候変動と海の関わりについては、桜の開花はなぜ早まるのかや、紅葉のしくみの記事でも詳しく取り上げています。
気をつけたいこと
- 観測値は地点・樹種・年で大きくばらつく
- 暦の日付は目安であり、「正しい」「間違い」を決めるものではない
- 1つの年の早い遅いだけで、気候変動を断定することはできない
生き物のタイミングがずれると何が起こるのか
季節の「同期」が崩れる可能性
生き物は、花が咲く時期、昆虫が出てくる時期、鳥が渡ってくる時期をおおまかに合わせて暮らしています。花の開花と花粉を運ぶ昆虫の活動、昆虫の発生と鳥の子育てのように、時期が重なることで成り立っている関係は少なくありません。気温の変化に対する反応は種ごとに異なるため、時期がずれると、そうした関係に影響が出る可能性が指摘されています。
暦は「前提」が変わったことを教えてくれる
七十二候の言葉は、自然の変化を見つける目印でした。目印と実際の自然との間にずれが生じているなら、それは暦が間違っているのではなく、暦が作られた当時の環境が変わりつつあるサインとも読めます。公的な観測が縮小された今、身近な観察や市民の記録の価値は相対的に高まっています。

今日からできる「現代版の七十二候」の観察
5日ごとに見つける小さな変化
七十二候は、日常の観察を促すのにちょうどよい長さです。5日に1度、決まった道や公園、海辺を歩き、最初に目につく変化を1つ記録するだけで、自分だけの七十二候ができます。花、虫、鳥、空の色、風の匂いなど、何でも構いません。
- 暦アプリや本で、今の「候」の名前を確認する
- 同じ場所・同じ時間帯に、5分間だけ観察する
- 気づいた変化を、写真と短い一文で記録する
- 翌年の同じ候の頃に見返して、ずれを比べる
市民調査に参加する
国立環境研究所は、全国の調査員を募集した生物季節モニタリングを実施しています。参加の方法や募集状況は時期により変わるため、公式のページで最新の情報を確認してください。自分の観察が、公的な観測が縮小された部分を補う記録になる可能性があります。
まず試してみること
- 今日の「候」を調べて、1つだけ実物を探す
- 同じ場所の写真を月に1枚、同じ角度で撮る
- 観察ノートに「暦では〜/実際は〜」の1行を書く
二十四節気と七十二候を1年で歩く:季節の切り替わりの読み方
春夏秋冬を4つの入り口から見る
二十四節気は、立春・立夏・立秋・立冬という4つの「立」の節気を季節の入り口として、1年を春夏秋冬に分けています。春分・秋分は昼と夜の長さがほぼ等しくなる頃、夏至・冬至は昼が最も長く、あるいは最も短くなる頃にあたります。七十二候は、これらの節目の間を5日ずつに刻むことで、季節が一気に切り替わるのではなく、少しずつ移っていくことを教えてくれます。
たとえば春の入り口である立春は、暦の上では春ですが、実際にはまだ寒さの厳しい頃です。その寒さの中にも、氷がゆるむ、鳥が鳴く、魚が動くといった小さな変化が見つかります。暦の言葉は、「まだ冬」と「もう春」のあいだにある変化を拾い上げる道具です。
日付が毎年少しずつ動く理由
二十四節気は太陽の位置をもとにしているため、日付は年によって1日ほど前後します。七十二候もその節気に連動するので、「何月何日がこの候」と固定されているわけではありません。暦や書籍によって日付が1日違うことがあるのは、このためです。実際の自然はこの日付どおりには動かないので、あくまで目安として読むのがよいでしょう。
| 言葉 | 意味 | 日付の決まり方 |
|---|---|---|
| 立春・立夏・立秋・立冬 | 季節の入り口 | 太陽の位置で決まる |
| 春分・秋分 | 昼と夜がほぼ同じ長さ | 太陽の位置で決まる |
| 夏至・冬至 | 昼が最も長い・短い | 太陽の位置で決まる |
| 初候・次候・末候 | 節気を3等分した区切り | 節気の日付から約5日ずつ |
「候」という言葉が持つ意味
「候」には、きざし、ようす、という意味があります。七十二候は、季節の変化を「できごと」として決めつけるのではなく、「そのようすが見えはじめる頃」として柔らかくとらえる言葉でもあります。暦の言葉が少し早かったり遅かったりしても、その幅も含めて季節を楽しむ姿勢が、この暦には含まれているといえるでしょう。
季節の観察を、記録として残す価値
「いつもの年」を知るための長い記録
気候の変化を読み取るには、1年だけではなく、何十年も続く記録が必要です。気象庁の生物季節観測は、1950年代から続くデータとして、桜の開花が早まっていることやカエデの紅葉が遅れていることを示してきました。長期の記録は、後から取り戻すことができません。観測を続けることそのものが、将来の研究や暮らしの判断の土台になります。
動物の観測がなくなった意味を考える
2021年の縮小で、動物の観測は気象庁としては終了しました。初鳴きや初見といった記録は、気温や環境の変化に対する生き物の反応を読む手がかりでした。縮小の背景には、観測を続ける現場の事情があります。同時に、データが途切れることで、将来振り返ったときに比べられる基準が失われるという懸念も指摘されました。
こうした課題に対し、国立環境研究所の市民調査員との連携のように、専門機関と市民が協力して記録を残す動きが生まれています。1人ひとりの観察は小さな点ですが、多くの点がつながれば、地域や時代を超えた季節の地図になります。
観察記録をつけるときのコツ
- 日付・場所・天気を必ず書く(後から比べられるように)
- 「初めて見た日」と「最後に見た日」の両方を意識する
- 同じ木・同じ場所を決めて、毎年同じように見る
- うまく見つけられなかった日も「なし」と記録に残す
海辺で季節を見つける
海辺や河口は、季節の変化を見つけやすい場所です。渡り鳥が羽を休める干潟、春に芽吹く海藻、夏に増える海水浴場のにぎわい、秋に打ち上がる漂着物など、海岸線は1年を通じて表情を変えます。七十二候の言葉を片手に海辺を歩くと、陸の暦と海の季節が重なる場所を見つけられるかもしれません。
季節を言葉にして観察すること。それは、気候や海の変化を、数字ではなく実感として受け取る第一歩になります。
まとめ:暦の言葉を、気候の変化に気づく物差しにする
七十二候は、約5日ごとの自然の変化を言葉にした、日本の暮らしに根づいた暦です。渋川春海による改訂、明治7年の略本暦と、時代ごとに日本の自然に合わせて形を変えてきました。
一方で、気象庁の生物季節観測は2021年に6種9現象へ縮小され、動物の観測は終了しました。桜の開花が早まり、カエデの紅葉が遅れているという長期傾向が示されるなかで、暦の言葉と実際の自然とのずれを日々の観察で確かめる意味は、むしろ大きくなっています。
この記事のまとめ
- 七十二候は二十四節気を3つに分けた、約5日ごとの暦
- 暦は日本の風土に合わせて何度も改訂されてきた
- 生物季節観測は2021年に6種9現象へ縮小
- 桜の開花は早まり、カエデの紅葉は遅くなる傾向
- 身近な観察が、気候の変化に気づく手がかりになる
参考文献・出典
- 生物季節観測|気象庁(広島地方気象台) – 生物季節観測の概要
- 野鳥初鳴きの観測廃止 2021年から気象庁、桜は継続|日本経済新聞 – 2020年の縮小発表の報道
- 市民調査員と連携した生物季節モニタリング|国立環境研究所 – 気候変動適応情報プラットフォーム
- 暦Wiki/季節/七十二候|国立天文台暦計算室 – 七十二候の位置づけ
- 環境用語集:生物季節観測|EICネット – 用語の解説
- 地球温暖化で桜の開花に異変!?|環境省 デコ活 – 桜の開花と温暖化
- 七十二候|Wikipedia – 歴史と各版の違い
※ 信頼性の高い順に配列:政府機関・学術機関 > 査読済み論文 > 専門機関 > 信頼できるメディア